助産師養成学校

助産師養成校はどんなところか?勉強する科目、実習について

助産師養成校とは看護師国家資格をした者が助産師資格を取得するための学校です。

 

養成校に入るためには受験が必要となり全国の助産師志望の方々が受験してきます。入学の前年度の秋から冬にかけて試験がある養成校が多く、現役の看護学生は看護師国家試験の勉強と助産師養成校へ入るための受験勉強を両立して行う必要があります。

 

晴れて助産師養成校へ合格すると4月から学校が始まります。ほとんどの養成校は1年課程で座学と実習が中心の一年になります。

 

助産師養成校ではどんな勉強をするのか

助産師養成校では以下のことを勉強します。

 

座学

基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理など専門的な勉強が始まります。助産師は女性のライフスタイル全部に関わる仕事となりますのでお産に関する勉強だけでなく地域に関わる助産師の仕事についての学科もあります。

 

学内実習

どこの助産師養成校にも実習室があり、座学で必要な知識と技術を学ぶと次に実習を行います。

 

数人に一つファントームという分娩介助用の模型を使い直接介助者、間接介助者、ベビーをファントームから娩出させる人と別れて陣痛が起こるところから児娩出までの一連の流れを自分達で演習していきます。

 

学内実習の大部分はこのファントーム演習が中心となりひたすら練習を行う日々です。毎回同じ事の繰り返しばかりと当時思っていましたが、これは実際の実習の場に立ち緊張で何も考えられなくなってしまった時に手が自然に動くためにも必要な実習だったのだと思っています。

 

夏休み前には教員から演習のテストがあり、手技の確認を行ってから病院実習へと向かいます。

 

学内の実習はファントームばかりではありません。ベビー人形を使用した沐浴練習、1ヶ月健診や家庭訪問の為のベビーの計測、産婦の骨盤測定のやり方など様々な実習も入ってきます。

 

グループワーク

助産師というのは働き出すと保健指導や母親学級と指導を行うことも仕事の一つです。その為の力を身に付けるために学生時代から課題を出されそれに対してグループで指導内容を考え発表するという機会が多くありました。

 

例えば母親学級のグループワークでは妊娠初期、中期、後期の企画運営の課題がありそれについて何を指導することが必要かの目的目標、具体的な構成を考える指導案を作成します。

 

それに基づきパンフレットや発表に必要な資料作り全てをグループで行います。まだ現場に出ていない学生が作るので現場に出た今、あの時の指導は全然人に伝わる内容では無かったと思いますが、その流れを何度となく繰り返し現場に出ることで人に通じる指導を行えるようになるのだと思います。

 

グループワークでまとめた課題は発表の場を設けクラスメートや教員の前で発表し指摘を受け訂正するという流れになります。

 

臨床実習について どんなことをするのか

夏休みを終えるといよいよ臨床実習に入ります。

 

何ヵ所の病院に別れて分娩介助や妊産褥婦のケアを学ぶ病院実習、助産院で自然な出産の見学介助や保健センターで地域での助産師の役割を学ぶなど実習といえど色々な内容があります。

 

病院実習

病院実習では昼間の実習にプラスで分娩介助を行うためにオンコール待機を行います。夜中でもお産でで入院があれば待機している学生が呼ばれ病院へ向かいます。

 

入院から分娩介助が終わるまで例えば数日かかる場合もありますが1度受け持ちをしたら出産するまで帰宅できない事も多いです。

 

基本的な実習は入院した方を受け持ちますが、継続事例実習といい一人の妊婦さんを担当し妊娠中から関わり妊婦健診の保健指導や分娩介助、産後の指導や1ヶ月健診、家庭訪問と継続的に関わり個人に合わせたケアを行うという実習も合わせて行います。

 

助産院実習

自然分娩に対しては産婦人科医師の立合い無しに分娩介助を行うことが出来るのも助産師の資格の一つです。

 

助産院では開業している助産師の役割や仕事を学びます。実習は正常な妊娠経過を送るための食事や運動指導、妊婦健診が中心ですが、出産に立ち会った時の助産師と妊婦さんの信頼関係の深さに感激出来る事間違いなしです。

 

医療行為の無い出産は病院では経験出来ないゆっくりとした家族だけの時間が流れ、出産とは神秘的な事なのだと実感できる実習となりました。

 

保健センター実習

保健センターでは地域での助産師の役割を勉強します。地域主催の母親学級の開催や新生児訪問が助産師が行う主な関わりにはなりますが、病院とは違い地域の母親学級には色々な病院に通われている方々が集まってきます。

 

皆出産する場所は違っても子育てする場は一緒なので同じ時期に母親学級で関わりを持つことで友達作りの場にも繋がるという病院とはまた雰囲気の少し違う母親学級を見学することも考え方を広めるために必要な事となります。

 

新生児訪問では学生も一緒に訪問させて頂き家庭での育児環境の状況やベビーの計測、哺乳状況などを聴取し自宅に帰り育児不安が無いかベビーだけでなく母親の表情や言動も観察をします。母親はどういうことを思い、悩むのか間近で聞き育児の現状を知る良い機会となるのです。

 

実習を終えると2月には助産師国家試験が待っています。冬休みからは国家試験に向けた勉強を行い 、3月に養成校を卒業となります。

 

助産師についてのすべてを大まかに知りたい方は トップページへ

このエントリーをはてなブックマークに追加  

助産師に転職したい方はこちらへ♪


 
TOP 業務解説 助産師になるためには 助産師の就職・転職